クラーク記念国際高等学校は、広域制の通信制・単位制の通信制高校です。
1992年に日本で6校目の広域制通信制高校として北海道深川市に開校されました。
高校の名前の由来はW・S・クラーク博士にちなんだものとなっています。
クラーク記念国際高等学校の概要
クラーク記念国際高等学校

コース内容 | ・ネット型 netプラスコース ・通学型 全日型コース ・通学型 フレックス学習コース その他専門系コース |
入学可能エリア | 全国から入学が可能 |
ホームページ | 公式サイトはこちら |
クラーク記念国際高等学校の特徴
クラーク記念国際高等学校には、以下の4つの特徴があります。
・充実した学習システム
・実践型の国際教育
・夢を叶える為の進路指導が充実している
クラーク記念国際高等学校では、「生徒が主役」という考え方があり、信頼できる先生と夢に向かってい進める環境が揃っています。
そんなクラーク記念国際高等学校の特徴を一つずつ紹介していきます。
安心のキャンパスライフ
クラーク記念国際高等学校の先生は、生徒だけでなく、保護者とのコミュニケーションも大事にしています。
生徒一人一人としっかりと話をして、楽しいことも困難なことも共有することができるように心がけてくれます。
悩みがある時は相談することで全力でバックアップしてくれます。
また、定期的にアンケート調査を行って、生徒や保護者の方からのニーズや要望を把握し、改善してくれます。
その為、満足度がとても高くなっているのです。
クラーク記念国際高等学校では、「パーソナルティーチャー制度」というものを導入しています。
パーソナルティーチャー制度とは?
パーソナルティーチャー制度というのは、生徒が担任の先生を選ぶことができる、という制度の事です。
生徒にとって、担任の先生との相性はとても大事なことです。
担任の先生との相性がいいと勉強もしやすいですし、学習意欲も変わってきます。
なので、まずは自分と相性が良さそうな先生を選ぶことから始めましょう。
実践型の国際教育
クラーク記念国際高等学校では、創立以来から世界で活躍できる力を身につける為の国際教育に対して注力しています。
経験豊富な留学プログラムや国内でのネイティブな先生から学ぶ授業などのコミュニケーションを中心とした実践的な授業を行ってくれます。
「英語を学ぶ」というだけでなく、「英語で学ぶ」というより先のステージに行くことができます。
また、海外の大学との連携授業も行っていて、テレビ会議システムを使ってニュージーランドの国際大学の教授から環境学を学ぶこともできます。
そして、世界の環境問題に焦点を当てて、クラス全体で解決策を考えていきます。
夢を叶える為の進路指導が充実している
クラーク記念国際高等学校の進路決定率は2018年度で92%と非常に高いです。
その理由は、卒業後の将来のビジョンをもとにしてベストな進路が決められるように1年の段階から進路授業が始まるからです。
自分がどうなりたいのかを具体的に思い描くことから始まり、将来像と学力、志望する進路とのバランスを取りながら長期的観点で指導をしてくれます。
充実の学習システム
クラーク記念国際高等学校は、独自の学習システムを多く取り入れています。
ゼミ授業を実施している
クラーク記念国際高等学校では、他の通信制高校にはあまりない「ゼミ授業」を行っています。
例えば、企業と連携してコンセプトやネーミング、パッケージなどの商品開発に関わっていく商品開発ゼミというものがあったり、水辺を知る環境学習や釣りの実習などを受けることができる水圏環境ゼミなどもあります。
主なゼミ授業
クラーク記念国際高等学校で受けることができる主なゼミ授業は以下になります。
・マルチメディアゼミ
・アプリ開発ゼミ
・マディアパフォーマンスゼミ
・フットサルゼミ
・ダンスゼミ
・バスケットボールゼミ
・武術ゼミ
・アンサンブルゼミ
・和太鼓ゼミ
・古典芸術ゼミ
・書道ゼミ
・ボランティアゼミ
・地域ふれあいゼミ
・商品開発ゼミ
・鉄道研究ゼミ
わからないを残さないためのLCC学力循環向上システム
クラーク記念国際高等学校では、LCC学力循環向上システムというものを採用しています。
LCCというのは、授業(Lesson)、小テスト(Check)、補習(Care)の略になります。
学習指導サイクルの基本として、理解できるまで何度も繰り返し行うことでフォローアップをしてくれる、というシステムになります。
このシステムを使用して学習を反復していくことで、確実に理解ができるようになっていきます。
また、習熟度別クラス編成を採用しているので、学力が近い仲間と勉強をすることができます。こうすることで、助け合いながら学習をすることができ、教え合うことで自分の理解度も高めることができます。
さらに1年間の総仕上げとなるレベル別到達度診断テストを実施することで学力を向上させることができます。
基礎学力オールチェックからスタートさせることができる
クラーク記念国際高等学校では、生徒一人一人の基礎学力オールチェックをして、得意不得意をしっかりと確認してくれた上で、反復学習で基礎を定着させてくれます。
この基礎学力オールチェックは、各教科20~30くらいの細かい単元に分類されているチェックシートを埋めていくことで学力を確認していく方法です。
これを使うことで何が得意で何が不得意なのか、どこが理解できていてどこが理解できてないのかをしっかりと把握することができます。
その上で、先生が個別指導の方針を決めてくれるので、確実に不得意を潰していくことができます。
大学進学授業もサポートしてくれる
基礎学力だけでなく、大学進学を目指す生徒の為の受験対策もしっかりと行ってくれます。
授業の中で無理なく進めることができるので焦らずにじっくりと学習する事ができます。
必要に応じて予備校の講師が直接指導してくれることもあります。
単位制と通信制がある
クラーク記念国際高等学校には「単位制」と「通信制」があります。
単位制
単位制は、3年間で決められただけの単位を修得することで卒業条件を満たすことができるシステムの事です。
各科目ごとに決められた時間の授業を受けていき、学習量を満たしてから試験をおこなって、一定以上の成績をとることで単位が認められるのです。
決められた学習量を満たすことを履修といい、単位が認められることを修得といいます。
通信制
通信制はレポート、スクーリング、テストの3つを行い、74単位を取得することで卒業条件を満たす方法です。
詳しくはこちらのページで説明しているので、合わせてご覧ください。

クラーク記念国際高等学校のコース内容
クラーク記念国際高等学校の基本的なコース内容は以下になっています。
・通学型 全日型コース
・通学型 フレックス学習コース
毎日通う全日型のコースと、週1日からの通学型フレックス学習コース、完全通信教育で月に2~3日のみ通うネット型netプラスコースがメインになります。
全日型コースは毎日通うコースですが、学びたいことに合わせた様々なコースから自由に選択することができます。
対してフレックス学習コースは、1週間に受講する授業を6コマ、12コマ、18コマの中から自由に選択ができます。
ライフスタイルに合わせて選択ができますし、登校日も選択ができます。
最初は週1日で通い始め、徐々に日数を増やすといったことも可能です。
netプラスコースは月に2~3回程度しか登校しない代わりにオンライン上で授業を受けていくことになります。
net+コースは登校日数は少ないですが、登校時にはPBL(課題解決型授業)を行います。
PBL(課題解決型授業)に関しては下で説明します。
netプラスコースでは、プログラミングや語学などの一人一人の目標に合わせた授業を、時間や場所にとらわれることなく続けていくことができます。
また、コーチング担任が一人一人の学習を細かく見ながら教えてくれるので、安心して学習ができます。
やりたいことが学べる専門的なコース
クラーク記念国際高等学校では、上記のコース以外に専門的な学習ができるコースが多数あります。
・IT・プログラミング
・アートデザイン
・ダンス・演劇・音楽
・保育・福祉・心理
・スポーツ
・動物
・サイエンス
・食物
・難関大学進学
・キャリアプランニング
人気のデザイン、ダンス、スポーツ、プログラミングなどはもちろん、サイエンティストを目指す人の為のサイエンスコースや大学進学を目指す人の為の難関大学進学コース、キャリアプランニングコースなどもあります。
やりたいことや興味があることがあるならこれらのコースを選ぶのも良いでしょう。
ただし、ほとんどのコースは全日型コースを選択した場合に選べるようになるので、フレックス学習型コースを選択している場合は選択ができません。
また、キャンパスによって実施ているものとしていないものもあるので、事前に確認する必要があります。
PBL(課題解決型授業)とは?
netプラスコースで実施されているPBL(課題解決型授業)というのは、問題解決型授業とも言われます。
知識の暗記などの生徒が受動的に行う学習ではなく、自分で問題を発見し、解決するための能力を養うことを目的としている授業の事を言います。
生徒自身の自発的や関心、能動性を引き出したりするのが先生の役割で、助言者として学習のサポートをしていく立場で学習を進めていくのです。
課題解決型授業では、正しい答えにたどり着くことだけが重要なのではなく、答えにたどり着くまでの過程が大切になります。
クラーク記念国際高等学校の学費
クラーク記念国際高等学校は、キャンパスによって学費が変わってきます。
その為、通うキャンパスの学費を正確に調べた方が良いですが、平均的な学費を紹介します。
通信課程の学費
入学金 | 10,000円 |
授業料 | 200,000円(1単位8,000円×25単位分) |
教育充実費・設備費 | 13,000円 |
合計 | 223,000円 |
全日型コースの学費
入学金 | 140,000円 |
授業料 | 448,000円 |
教育充実費・設備費 | 300,000円 |
合計 | 888,000円 |
専門コースを選択すると学費が高くなる
クラーク記念国際高等学校は、多彩な専門コースがあります。
また、独自の国策プログラムやネイティブの先生による集中英語授業やオーストラリア留学などのカリキュラムが充実しています。
生徒一人一人の目的に合わせたプログラムが充実している為、「全日型コース+専門コース」を選択すると普通の私立高校よりも学費は高くなります。
入学までの流れ
クラーク記念国際高等学校の新入学の流れを紹介します。
新入学の場合
個別相談・学校説明会に出席
クラーク記念国際高等学校では、学校説明会を開催しています。
まずは実際に学校に行って、雰囲気を知るようにしましょう。
学校説明会で見るべきポイントは、通っている生徒の雰囲気、先生の雰囲気、通えるかどうか又は、卒業まで勉強を続けられそうかなどです。
出願する
通えそう、自分に合っていると思ったら出願をしましょう。
新入学で出願資格があるのは、中学を卒業見込み又は卒業している生徒になります。
入学試験を受ける
出願をした後、入学試験が行われます。
入学試験は以下のようになっています。
⇒作文、面接のみ
・一般入試
⇒作文、面接学力試験(国・数・英)
・一般入試
学力試験は、中学を卒業しているのであれば解けるレベルになっています。
合格発表
入学試験を受けた後、合否は試験日から3日以内に自宅に郵送されてきます。
合否に関しての電話は受けてもらえませんので、電話での確認はできません。
入学手続き
合格したら入学手続きを行います。
合格している場合は発表通知と一緒に手続きの書類が送られてくるのでそれに沿って進めていけば問題ありません。
オリエンテーションを受ける
入学前には事前登録プログラムもあります。
入学前に友達をつくったり、学校の雰囲気に親しむことができるので、4月からの入学をスムーズにスタートさせることができます。
入学する
オリエンテーションなどを終えたら4月に入学式があり、高校生活が始まります。
全日型コース、フレックス学習コースなどのコースによっては通い方が変わりますが、ここから卒業まで学習をしていくことになります。
転入の場合
転入の場合は、学校説明会などは同じですが、違うのは「転入学書類」を準備することと「入学ガイダンスを受ける」ということです。
試験に関しては「転入学試験」というものを受けることになります。
転入学の場合は、出願締め切りが設けられていないため、随時受付をしてくれます。
転入学書類の準備
転入学書類の準備は自分で準備をするものと在籍高校で作成してもらうものの2種類があります。
・転入学願書
在籍高校で作成してもらうもの
・調査書
・転学照会書
これらは転入する上で大事なものなので、必ず作成してもらいましょう。
入学ガイダンス
入学ガイダンスは、クラーク記念国際高等学校に入学する上で必要な事などの説明を受けます。
入学式等はないので、入学ガイダンスを受けたらそのまま入学となります。
編入の場合
編入の場合も基本的には転入の時との違はほとんどありません。
違うのは、転入の際に必要だった転学照会書が不要であることと、編入学試験を受けることになる、ということくらいです。
その他の流れに関しては新入学の流れとそこまで変更がありません。
また、編入に関しても入学式は行われないので、入学ガイダンスを受けたらそのまま入学となります。
編入学は、高校を中退した生徒が対象となり、出願の締め切りは前期が3月末、後期が9月末となります。
まとめ
クラーク記念国際高等学校は、基礎学力の向上だけでなく、将来に向けた専門的な勉強をすることができます。
パーソナルティーチャー制度によって生徒が相性の良さそうな先生を選ぶことができるので、より勉強しやすい環境を自分で作ることができます。
毎日登校する全日型、週に数回通学する通信制、完全自宅学習メインのnet学習の3つから選択することもできるので、自分の生活スタイルに合った方法で学習できるのも大きな魅力です。
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